エリック・ベダードのレッドソックス行きが、決まりました。
昨日の記事でも書きましたが、この話、一時はほとんど消えていたんです。同時にレッドソックスはオークランドのリッチ・ハーデンを取りに行くと言う情報が、満載となっていました。
それが一転ベダードに決定。
何があったのでしょう。
実際にレッドソックスは、ハーデン取りに動いたのですが、彼の健康面に問題があったと伝えられています。
レッドソックス、当初は本命ベダードで進んでいたのですが、やはり心配したのが彼の健康面だったそうです。今シーズン、ただでさえ投手陣の故障で苦労して補強が必要になったのに、取った投手にまで怪我されちゃたまらんと言うことです。
そこでハーデンに行ったのですが、彼にも同じ心配があった。なら両方止めようとは行かなかったのがレッドソックス。チームの現状を見れば当然ですね。再びベダード取りへ向かいました。
しかしマリナーズのジャック・ズレンシックGMは、ベダードの話をカージナルスともう一つ別の球団とも進めていたようです。どうしても欲しいレッドソックス、ドジャーズまで巻き込む取引を画策し見事成功と相成ったわけです。
この取引の最終的な成果が解るのはずっと先になりますが、マリナーズは欲しかった物を手に入れました。強打者になるポテンシャルを持ったプロスペクトです。ここ数年や今年のジャック・カストの例を見ても解るように、ある程度ホームランを打てる選手を、そこそこの金額で引っ張って来るのは、難しいんですね。大金を積めば違うでしょうが、そんな球団ではありません。
今回取ったのは、レッドソックスの2Aにいた内野手プロスペクト、フューチャーズゲームにも出たチェン・チーシンとドジャース3Aの外野手トレイボン・ロビンソン。即戦力ではありません。この二人タイプは違いますが両方共に将来性抜群だそうです。
一方ベダードにとっても、そう悪い話では無かったかも知れません。確かに彼は出たくないと半ば公にしていました。しかし行き先がレッドソックスなのは、悪くなかったでしょう。なぜなら彼は2007年のインタビューでこんな事を言っています。
質問者 :野球をする上で、一番好きな街はどこ?
ベダード:ボストン。僕はあの街と球場が大好き。ニューヨークみたいに威圧的じゃないから。
あと多少の疑問が残るのが、ズレンシックGM。昨日も書きましたが、彼は最近のインタビューで強みを投げ出してまで、補強はしないと言っているのに、ローテーションを2人も出しています。
この辺を現状とトレードの結果から分析してみましょう。まずチームの現状ですが、今シーズンはもう優勝争いは難しいので来年、または再来年の計算ができない選手はいらない。
強い投手陣を放棄しないの意味を全体ではなく、キングとピネダの事と考えれば合点が行きます。よく考えればマリナーズなどの中堅チームには、二人の柱がいれば充分なんですね。あとそこそこ計算できる投手が一人か二人いて、新人を一人入れれば、はい、ローテーション完成です。もし、他に計算できる投手が一人で、使える新人が出てこなくても、シーズンオフならばローテの4,5番手レベルの投手をそこそこの値段で取るのは、そう難しくない。
そう考えれば、ズレンシックの話と矛盾しないのですね。多くの打撃側のプロスペクトを取れたことで、彼は「へへ、俺、勝ち組」なんてほくそ笑んでるかもしれません。
今シーズン、一見すると「ローテが足りねえじゃん!!」なんて思いますが、来年以降に向けて若手を起用するのでしょう。新しく取ったファブッシュ、今日いきなりホームランを食らっていましたけど、エリック・ウエッジ監督は、彼を先発で使いたいと言っています。来年以降使えるのかを見極めていく腹づもりでしょう。
それにしても、最近のマリナーズ。ちょっと心配というか、つまらない試合が多いです。前半戦は、負けても競った試合が多かったので楽しめたのですが、後半戦は連敗中も含めて粘れないですね。
時々、育成年なら勝負度外視で若いの使いまくれみたいな話も聞きますが、まず勝負事ですから勝たないと、若い選手はいつまでたっても勝ち方を学べません。それと今年すでにセーフコの観客数がだいぶ減っているらしいですが、ある程度勝つなり、面白い試合をしないと観客減り、球団の収入が減り、予算が減り、もっと弱くなり、観客もっと減り・・・、と負のスパイラルにはまってしまいます。
イチローとキングで客が呼べる間にというのも、球団の本音だと思います。
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